The 4th VFR BEAT-TRIBE CUP

DATE 2002.05.05
PLACE DIFFER有明
Version Virtua Fighter 4 (Ver.C)
ENTRY 112 TEAM
WINNER 静岡お茶の会
花び/嵐/ムッキー晶/ハクションラウ魔王/五郎弐千歳
MVP ムッキー晶
BEST BOUT ムッキー晶 VS 虎龍
決勝大将戦WウイニングPまでもつれ込んだ、誰もが認める文句なしの1戦!!

2001年9月、待ち望んでいた『Virtua Fighter4』が遂に発売。アクセスカード等の新システムが話題となり、巷では大きな盛り上がりを見せた。そんないい流れで行われた「VF4」(Ver.C)初使用となった今大会。

大幅に増えた新規プレイヤーに対応すべく、今回は過去最大のスケールを誇る「DIFFER有明」をチョイス。その結果、参加112チーム、一般入場を含めて1,000名オーバーとかつてない記録を達成することとなった。
試合の見どころは多々あったが、やはりtb組×復活組×新規組のシノギ合いに焦点が集まった。 ただゲーム性が一新しても依然としてtb組のアドバンテージは揺るがず、その他の勢力は殆どが駆逐されてしまった。

そんな中、悪魔パイを中心に予備予選から這い上がってきた「メガネ連合・改」と、『格闘新世紀』で3位を獲得したバイアグラウ率いる沖縄チーム「山田商会☆MDS」の決勝トーナメント進出は、新たな流れを予感させるインパクトを残した。
また「ヨガスモーカーズ」のベスト8入りも感慨深いものがあった。何せ1997年開催「第8回アテナ杯」以来、5年ぶり2度目の快挙となったのだから(笑)。

V予想の上位チームが順当に駒を進めていく中、準々決勝で波乱が起こる。ヒジテツ&セガールを擁し、大会2連覇を目論んでいた「新宿ローパンチカット」だが、意外な人物が立ち塞がった。「VF4」発売当初から不満を募らせていた東京メガネが、VAを操り難なく大将セガールに引導を渡したのである。文句は言うが大会までにはキッチリ仕上げてくる、彼のしたたかさを再確認した次第。
その他スター軍団「C.Chaps」は危なげなくB4まで勝ち上がって来たが、最後にチーム内から不協和音が聞こえ、希望の星ちび太が嵐に敗れ終了。

そして迎えた決勝戦。参戦から4年半経過し初優勝を狙う「静岡お茶の会」と、関西エリア初優勝を狙う「関西山王会」との一戦は、A/BT杯の歴史の1ページを綴るともいうべき名勝負を繰り広げた。

その日絶好調だった空調が先鋒で出場し華火、嵐を次々と撃破。それに対し五郎弐千歳が空調、夕凪を倒し五分に持っていく。更にハクションラウ魔王が蜜柑、格闘愛を立て続けに倒し、一気に大将を引きずり出す。流れを掴んだ彼のLAに対し、虎龍は何と3-0ストレートで勝利し遂に決勝の大将戦まで辿り着くのである。
[ムッキー晶 VS 虎龍]その背負う勝利の重さからなのか、ムッキー晶にいつものキレが無い。

虎龍のカサにかかった攻撃に成す術なく2-0のウイニングP×3が点灯する。関西エリア長年の思いが成就するまであと1ポイントと迫ったその時だった。「嵐の声で我に返った」(ムッキー談)と語る通り、この劣勢から力強い攻め手で2-2WウイニングPまで持って行く。そしてこの信じ難い光景を自らの手で見事、完結させてみせたのである! このファイナルは間違いなく語り継がれるであろう。